
2020年~2021年 キャンプ場市場の変遷
2020年の新型コロナウイルスの流行を機に、キャンプ場の需要は今日までの1年間で大きく変動しました。そこで、緊急事態宣言が発令された2020年4月から2021年4月現在までのおよそ1年を、キャンプ場市場の変動をもとに分類してみました。

『大まかな流れ』
↓ 緊急事態宣言発令
【2020年4~5月 氷河期】外出自粛でキャンプ場の需要が激減
↓ 緊急事態宣言解除
【2020年5月~2021年1月 バブル期】3密回避アクティビティとして注目
↓ 再び緊急事態宣言発令
【2021年1~3月 安定期】コロナ対策の上でキャンプを楽しむ
↓ 全国の緊急事態宣言解除
【2021年3月~※現在 成長期】コロナストレスをキャンプで発散!
このように2020年4月と2021年1月、2度の緊急事態宣言が、キャンプ場需要を変動させる大きな要因となりました。
この一年、新型コロナウイルスの影響で多くの人が「3密を避けられるアクティビティ・遊び」を求めるようになりました。旅行や大型イベントの需要が減る中、キャンプ場はコロナ禍でも楽しめるアクティビティとして、テレビや新聞などのメディアで注目を集めました。
そこで今回は、新型コロナウイルスが流行したこの一年でキャンプ場の経営状況がどのように推移したのか、先ほどの流れに沿って、メディアや記事の情報をもとに分析してみます。
【2020年4~5月 キャンプ場氷河期】
テレビ局や大手新聞社が自粛ムードの中の明るいニュースとして、「キャンプ場の人気」に目をつけはじめたのが3月中旬ごろの事でした。その時期の実際の新聞記事を見てみます。
【2020/3/15・読売新聞】
感染リスク低い・ストレス発散…キャンプ場や動物園が活況
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200315-OYT1T50120/
(以下記事より一部引用)
『鈴木知事は、緊急事態宣言後、最初の週末について一律の外出自粛を要請したが、2度目の週末に際しては、専門家の見解を踏まえ、「屋外や、人との接触が少ない活動は感染リスクが低い」と要請内容を緩和した。今週末に関してもこの方針を継続した。同キャンプ場の客足は、こうした対応を受けて回復傾向にあるとみられる。運営会社には最近、「営業しているか」という問い合わせが多数寄せられているという。』
この記事の舞台となる北海道でも多くの学校で3月2日から臨時休校となり、2度目の週末を迎えたタイミングでこの記事は書かれています。「屋外、かつ密集が避けられる場所」「休校による外出自粛疲れ」の2つの要因が相まってキャンプ場の需要が高まったものと思われます。
しかし、この記事から約2週間後の毎日新聞に掲載された記事がこちら
【2020/3/27・毎日新聞】
新型コロナ にぎわうキャンプ場「人との距離あって安心」 外出自粛要請で一転…
https://mainichi.jp/articles/20200327/k00/00m/040/118000c
(以下記事より一部引用)
『新型コロナウイルスの感染拡大で屋内施設の休止やイベント自粛が長びく中、郊外のキャンプ場がにぎわいを見せている。東京都奥多摩町の川井キャンプ場では先週末、河原に大小50以上のテントが並び、夕暮れ時にはテントに泊まる家族連れや若者たちが、たき火を囲んでくつろぐ姿も見られた。
~中略~
しかし、25日に東京都の小池百合子知事が「都内が感染爆発の重大局面にある」と今週末の外出自粛を要請すると状況は一変。26日夕方までに週末の利用者から5件のキャンセルがあった。平野支配人は「命に関わる事なので仕方ないと思うが、学童キャンプなど楽しみにしている子供もたくさんいる。早く収束してくれれば」と、今後の影響に不安をにじませていた。』
この記事を見ると同一の記事内に「にぎわい」から「キャンセル」という相反するキーワードが入っており、人々の動きが大きく変わったタイミングが3月最後の週末という事が見てとれます。盛況だったキャンプ場が、小池都知事による外出自粛要請により、潮目が一気に変わったタイミングです。
【2020/3/29・朝日新聞】
茨城)週末のキャンプ場、外出自粛で閑散
https://www.asahi.com/articles/ASN3X7SKVN3XUJHB00L.html
(以下記事より一部引用)
『城里町上入野のオートキャンプ場「城里家族旅行村ふれあいの里」。テントやバンガローなど最大約550人が利用できる敷地に、この日のテントはぽつぽつと数えるほど。
~中略~
週末は予約で埋まる状況が続いていた。3月の利用者数は昨年より40%増加。小田木正洋施設長は「先週の三連休は大にぎわいで、予約を断るほどだった」と話す。』
これら3つの新聞記事から、
緊急事態宣言以降は、キャンプ場の需要が一気に下がった
と捉えることができます。
では、緊急事態宣言が解除された後はどうでしょうか。
【2020年5月~2021年1月 キャンプ場バブル期】
.webp)
株式会社スペースキー
【プレスリリースタイトル】キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」調べ 2020年夏のキャンプ動向
【調査概要】「なっぷ」新規会員登録者数
【データ出典】2020年9月1日時点 キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」データ
(以下プレスリリース記事より一部引用)
『4月7日の緊急事態宣言以降大きく落ち込んでいましたが、県境をまたぐ移動が可能となった6月以降急激に回復し、8月は前年の2倍近くの登録者数となりました。
withコロナ社会における新しいレジャーとしてキャンプのニーズが高まったことが、新たにキャンプを始めるユーザーの増加につながっているものとうかがえます。』
キャンプ場の検索・予約サイト「なっぷ」を運営している、株式会社スペースキーの独自調査です。
緊急事態宣言で一時登録者が激減したものの、
緊急事態宣言解除に伴いキャンプ場予約サイトの登録者数が大幅に上がった
ことが分かります。
【2021年1~3月 キャンプ場安定期】
一度目の緊急事態宣言が解除されたのち、再び全国の感染者数が増加したことで、再度緊急事態宣言が発令されました。この時期は、キャンプ場の需要に影響があったのでしょうか。
まず、第1回緊急事態宣言発令中に行われた調査結果をみてみます。

(以下記事より一部引用)
キャンプクエスト
【新型コロナの意識調査】キャンプは不要不急に該当しない20.6%
【調査概要】
「新型コロナウイルスに関するイメージ調査」
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:年に1回以上キャンプに行っている全国の男女
回答数:500名
調査期間:4月7日~4月8日
こちらはキャンプが趣味の方を対象に行ったアンケートですが、グラフのようにキャンプの予定をキャンセル、または予定を立てていない方が86%となっています。
新型コロナで高まっていたキャンプ熱も、緊急事態宣言を受けた今、一時に比べ落ちてきたことが予想できます。
次に、第2回緊急事態宣言発令中の調査データです。


株式会社ソトレシピ
【調査概要】『キャンプトレンド調査2021』
【調査機関】ソトレシピ総研
【調査対象】キャンプユーザー400名(全国の20~50代の男女それぞれ50名ずつ)
(以下記事より一部引用)
『「コロナ禍でキャンプを始めた理由、あるいは頻度が増えた理由」を聞く質問に対して、「三密を避けたレジャーであるから」が72.4%で最多となり、一方で「コロナは関係ない」と回答した人はわずか4.7%と最も少ない結果となりました。このことから、2020年のキャンプ実施状況にはコロナ禍が大きく影響していることが改めて明らかとなりました。
~中略~
「コロナが収束した後も、キャンプを続けたいか」という質問に対しては、74%が「はい」と回答しており、コロナ禍による一過性のブームではなく、コロナ収束後の“ポストコロナ時代”に移行しても定番化したレジャーとして楽しまれる可能性は高いと予想されます。』
コロナを機にキャンプを始めた人が多く、70%以上の人がコロナ後もキャンプを続けたいと回答していることから、
現在おうちキャンプやソロキャンプを楽しんでいる人の多くが、今後もキャンプをする
と考えられます。
【2021年3月~現在 キャンプ場成長期】
2021年3月にようやく全国の緊急事態宣言が解除され、イベントや施設が順次再開し始めました。まだまだ感染者は減りませんが、4月に高齢者向けのコロナワクチン接種が始まったことで、徐々にコロナ禍からの回復の兆しが見えてきました。
緊急事態宣言中でも「3密」に有効なアクティビティとして人気を維持していたキャンプ場。緊急事態宣言後も、そしてコロナが落ち着いた後も、人気のアクティビティとして需要を保ち続けると思われます。
最近では、キャンピングカーを利用することで、さらに感染を防ぎながらキャンプを楽しむ人も増えているようです。キャンプ場でバーベキューや釣りを楽しみ、夜はキャンピングカーに車中泊することで、より他者との接触機会を減らすことが可能です。
→キャンピングカーのレンタルはこちら
→キャンピングカーで行けるお出かけスポット情報はこちら
まとめ 2021年のGWは混雑する?
ずばり、去年の5月に比べて混雑すると考えられます。
去年は初の緊急事態宣言真っ只中ということもあり、どこのキャンプ場も閑散としていました。
しかし今年は蔓延防止に留まったうえ、ワクチンも順次接種が始まり人々の気持ちに余裕が生まれ始めているようです。
混雑を避け、なるべく穴場のキャンプ場を探したい方はこちらもおすすめです。
?【GWの予約に】空いてるキャンプ場を探す方法!
現在全国各地のキャンプ場では、万全な感染対策のもとキャンプ場を運営していますが、くれぐれも最大限の感染対策を講じて、家族と、友人と、そして大切な人と、キャンプ場でコロナストレスを発散してみてくださいね!
<関連のおすすめ記事>
【2021年春夏】東京都内でテントが広げられる公園7選!日帰り♪気軽なディキャンプに【ファミリー】
【GWの予約に】空いてるキャンプ場を探す方法!関東の穴場キャンプ場も紹介【裏ワザ】








コメント
コメントを書くコメントがまだありません。最初のコメントを投稿してみませんか。