「5G」とは、第5世代移動通信システムのことです。現行の4Gに比べ、その性能はなんと「約10倍」! 4Gで60秒かかるデータのダウンロードは「5G」なら、たった6秒で終わってしまいます。このように「超高速化」を実現し、「同時接続数」と「遅延への対応力」も激増した、まさに次世代の通信システムが「5G」です。
ドコモ・au・ソフトバンクは2020年3月、サービスの提供を開始(楽天モバイルは6月頃を予定)。新しい機種と料金プランも発表されました。しかし、現時点で5Gの通信システムが利用できるエリアは競技場や大きな駅、待ち合わせスポットなどに限られ、日常的に使えるまでには1年以上かかるとも言われます。
とはいえ、「5G」が次世代通信システムを担うことは確実。私たちの暮らしにどのような変化が起きるのか?! さっそく見ていきましょう。
1動画サービス

スマホの普及と通信速度の向上により、YOUTUBEやAmazonプライム、Netflixなど、動画配信サービスが手軽に楽しめるようになりました。ただ、動画に集中し始めたところで画面の中央にクルクルとアイコンが回転し、再生が止ってしまう……なんてこと、ありますよね。
「5G」は通信速度の速さが際立っています。4Gでは最速で毎秒1ギガビットだった通信速度が、5Gでは10ギガビット。2時間の動画を3秒でダウンロードできるほど、性能が向上しています。
また、4Gでは再生・ダウンロードが厳しかった高画質動画ですが、「5G」によって配信や再生がスムーズになり、より高い品質の動画・作品・サービスの誕生も予想されます。
動画の質が上がっても、動画の読み込みやダウンロードの速度が格段に増すため、スマホの電池消費が激減するのも嬉しいですね!
2VR

専用のゴーグルを装着するだけで、現場にいるような臨場感が溢れる映像体験ができるVR。 「5G」の登場によって、さらに普及・発展すると言われます。
「5G」の通信速度や遅延に対する性能の向上、同時接続できるキャリアの数の増加により、たとえばVRを利用したスポーツの試合中継であれば、視聴者の好きな角度から観戦できたり、特定の選手だけを選手目線で追いかけられたり、これまではあり得なかった新しい体験が可能になります。コンサートやLIVE配信でも同様です!
ビジネスシーンでは、VRを利用した動画会議の場に、参加者が実体を伴って隣り合うようなシステムが普及。音声や映像の遅延や、上映の不具合いは解消され、さらに会議が3Dデータで保存/共有されるなど、利便性が高まります。 さらに面接やゲーム、旅行、住宅内覧やショッピングなど、VRが様々なシーンで利用されるようになりそうです。
3建設機械(建機)や工作機器の遠隔操作

「5G」の普及は、建設現場を変えるとも言われます。
長年、人手不足に悩まされていた建設現場。問題を解消すべく「人を使わない方法」を模索してきました。代表的な方法が建設機械の遠隔操縦です。
機械の遠隔操作は自然災害の被災地などで使われ、広まってきました。しかし、操作に利用するWi-Fiの性能に左右され、工事の完成度が低いという弱点もありました。
「5G」になれば、大容量の通信能力と同時接続数の強みを活かし、より精密かつダイナミックな作業が行えるようになります。機械を動かすコマンドの送信や大量の映像データの受信なども可能に。
人手不足の解消につながるだけではなく、性別や年齢に制限されないオペレーターの育成や新たな雇用の創出など、働き方の改革も進みそうですね。
4eスポーツ

ゲームが五輪の種目に採用されるなど、変化が止まないeスポーツ。「5G」の普及により、映像や動き、演出などゲーム内部のクオリティが向上するばかりか、体験の質が変化すると言われています。
たとえば「5G」のシステムと「VRゴーグル」を併用すれば、実寸大のヒーローやロボットが目の前で闘ったり、人気漫画のキャラクターが等身大でスピードを競ったりと、私たちの世界に、あたかも彼ら彼女らが実在しているかのような臨場感で、ゲームを鑑賞することができるようになるのです。
スポーツを見に行ったり、音楽や演劇を楽しみに行ったりするように、プロゲーマーが操るキャラクター/乗り物の競い合いを鑑賞にしに行く ―― 「5G」の普及は、ゲームの世界は「よりリアルに体験する」エンターテイメントに進化させるのかもしれません。
5IoT家電

「5G」の普及による変化は、工事現場やエンターテイメントの世界だけではなく、私たちの身近なところにも及びそうです。代表格が「家電」! スマホやタブレット、パソコンなどは「5G」をフル活用できるまでに向上し、より多くの情報・データを処理できるようになります。
これまではインターネットに接続されるイメージがなかった家電も無線通信機能を備え、遠隔操作が可能になるとされます。もちろん、エアコンや掃除ロボットなど、現在も遠隔操作が可能な家電もありますが、より暮らしに密接した自動化が考えられるのです。
たとえば冷蔵庫。保存している食品の状態や残数を読み取り、自動的に注文する機能が当たり前になるかもしれません。炊飯器や冷暖房の作動、浴槽の注水・湯沸しは、スケジュール帳の予定に沿って自動化し、私たちは手間が省ける分、育児や仕事、余暇の過ごし方にゆとりが出来るイメージです。
まとめ
仕事やプライベート、エンターテイメントの世界を大きく変化させる次世代通信システム「5G」。より速く、便利に、効率的になる未来が、すぐそこまで来ています! 目星を付けたスマホの機能やスペックを比較して、新たに出来るようになることに胸を躍らせる人も多いのでは? 「5G」による変化と速度・処理能力の向上といった恩恵にあやかりつつ、こうした新たなツールやインフラ、社会の変化が自分にとって何をもたらし、どう活用すべきかを考えることも大事になりそうですね。








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