新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ機運が盛り上がる中、全国的に注目されたのが「キャンプ」です。

感染拡大の原因とされる「3密」を避けつつ楽しめるキャンプ場予約が殺到しました。

しかし、緊急事態宣言が全国に発令され、外出自粛ムードが高まった現在、キャンプ場はどのような状況なのか?

3月後半から現在への流れを時系列に追ってみます。

3月はキャンプ利用者が急増も、外出自粛の要請以降はキャンセルが相次ぎました

「ゆるキャン△」や「ソロキャンプ」のブームなど、再注目を集めていたキャンプ。

新型コロナウイルスの影響が広がると、「比較的に安全に楽しめる娯楽」として幅広く注目されるようになりました。

3月中旬まではキャンプ場の来場者が激増。

東京都奥多摩町の「川井キャンプ場」は昨年3月は815人だった利用者が、今年は1417人と約2倍に。

岡山県の「たけべの森公園オートキャンプ場」は前年の約5倍を記録したとか。

3月25日 小池百合子都知事が外出自粛を呼び掛け。状況が変わり始める

2020/3/27

毎日新聞
新型コロナ にぎわうキャンプ場「人との距離あって安心」 外出自粛要請で一転…

https://mainichi.jp/articles/20200327/k00/00m/040/118000c

(以下記事より一部引用)

25日に東京都の小池百合子知事が「都内が感染爆発の重大局面にある」と今週末の外出自粛を要請すると状況は一変。26日夕方までに週末の利用者から5件のキャンセルがあった。平野支配人は「命に関わる事なので仕方ないと思うが、学童キャンプなど楽しみにしている子供もたくさんいる。早く収束してくれれば」と、今後の影響に不安をにじませていた。

(引用ここまで)

外出自粛要請が変化をもたらし、東京のキャンプ場は予約のキャンセルが出るように。

キャンプ場の支配人の言葉からは、利用者の安全を最優先にしながらも、今後の経営を不安に思う様子が伝わってきます。

それでも、3月後半のアンケートではキャンプ予定者の多くが「キャンセルをしない」と回答



3月後半、東京のキャンプ場に予約のキャンセルが続くなど、新型コロナウイルスの影響は日増しに大きくなりました。

キャンプも自粛ムードになるのか……と思いきや、当初、そうではなかったことを示すデータがあります。

(以下記事より一部引用)

Campify magazine https://campify.jp/magazine/coronavirus/

インスタグラム、twitterアカウントのフォロワーの方々に対し、キャンプの予定をどうするか2回に渡ってアンケート調査を実施しました。

(第1回:2020/2/29~3/1,第2回:2020/3/31~4/1)

総フォロワー約4万人、有効回答数第1回749人,第2回1,040人 (引用ここまで)



第1回のアンケート期間は2月29日~3月1日。
安倍首相が「イベントの2週間自粛」を要請するなど、国内の緊張感も高まった時期です。

しかし、上記データ「延期のキャンセル」は、たった12.3%。「キャンセル検討中」も25.4%と、予定の変更を考えていた利用者は全体の4割に届きません。



30日は国民的なコメディアン・志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で死亡 ――
日本中が衝撃と悲しみに沈んだ最中に行われた第2回のアンケートでした。

それでも、50.1%の回答者が「(キャンプは)延期・キャンセルしない」と答えています。

「キャンプに行く」ことの意義やキャンプ場の役割が、2回のアンケートの間で多少変化したものの、アンケートの時点で多くのキャンプ予定者が、予定通り敢行する気持ちでいたことを反映するデータです。



4/7 「緊急事態宣言」発令 ―― キャンプ場の利用者数にも大きな変化が



政府が「緊急事態宣言」発令すると、ついに状況が変わります。

(以下記事より一部引用)

キャンプクエスト

https://camp-quests.com/14791/

【調査概要】

「新型コロナウイルスに関するイメージ調査」

調査方法:インターネットリサーチ

調査対象:年に1回以上キャンプに行っている全国の男女

回答数:500名

調査期間:4月7日~4月8日

(引用ここまで)

このデータが示すように、不要不急の外出を控える必要が高まった現状で、キャンプを中止する利用者が増えました。

キャンプ場への認識にも変化が「キャンプ場でも感染する」

以前は「3密を避けられる」と言われたキャンプですが、時間の経過と共に

「水場やシャワーなど、共有部で濃厚接触の危険性が高い」

「同じ釜の飯を食べるのは感染リスク」

上記のような指摘が出てきました。

それだけ新型コロナウイルスの感染が広がり、誰もが「自宅にこもらなければ医療崩壊や健康被害が広がる」ことをイメージしたのでしょう。

キャンプ場の営業自粛・キャンプの中止に賛成する声が広がっているようです。

世情に伴い、キャンプ場も臨時休業が増え始める

営業を自粛するキャンプ場も出てきました。

記事の前半で取り上げた「川井キャンプ場」はGW終了まで臨時休業。

「黒坂オートキャンプ場」はホームページに「特定警戒都道府県からのご来場はお断りいたします」と注意書きを掲載しています。

こうした状況にあって、営業を続けるキャンプ場は営業日を減らしたり、衛生環境を徹底したりするなど対応しているようです。

連休でも営業するキャンプ場に、キャンプ利用客が集中する可能性も。

(休業情報は4月現在のものです)

まとめ

例年、4月後半から5月の大型連休はキャンプ場の利用客が多くなりますが、今年は外出自粛の機運が盛り上がったことから、利用客が少なくなりそうです。

予約が取れなかったり、外出を自粛される人には、自室でできる「おうちキャンプ」や、ベランダを利用した「ベランピング」がおすすめです。



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