福島県南会津にある大内宿は、江戸時代に会津若松と日光を結ぶ街道沿いに栄えた宿場町。島県南部の人里離れた山間部に、30軒以上の茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ風情ある町並みが残されています。夏には半夏まつり、冬には雪灯籠に照らし出される幻想的な雪まつりなどのイベントが行われ、年間を通して100万人以上の観光客が足を運ぶ人気スポットです。

まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえる大内宿。歴史や文化、グルメやお土産まで、その魅力をすべて明らかにします。さらに、大内宿から少し足を伸ばして楽しめる、周辺のおすすめ観光スポットまでご紹介!

福島県を訪れる際に、ぜひ参考にしてみてください♪

大内宿ってどんなところ?

江戸時代、会津藩主の保科正之によって会津城下と下野の国(現在の日光市今市)を結ぶ会津西街道が整備されました。その宿場町のひとつとして栄えたのが大内宿です。鶴ヶ城から5里(約20km)の距離にある大内宿には、本陣(大名や旗本、幕府の役人などが使用した宿舎)や脇本陣(本陣の予備)が設けられ、旅の要所として重要な役割を果たしていました。

大内宿に建てられたススキを使った茅葺き屋根の住居は、夏に涼しく冬は暖かい性質を持っていました。この茅葺き屋根の住居や伝統的な景観は、「売らない、貸さない、壊さない」という3つの原則のもとで、江戸時代から現在まで変わらぬ技術で守り続けられています。1981年(昭和56年)には国選定重要伝統的建造物群保存地区として指定され、現在では国内でも名高い観光名所として、年間100万人以上の観光客が訪れています。

住所:福島県南会津郡下郷町大内
公式サイト:https://ouchi-juku.com/
スポット情報:https://mintoku.ne.jp/spot/292631

大内宿の見どころ

大内宿の観光スポット

大内宿町並み展示館

(画像はイメージです)

大内宿の本陣は、会津若松と日光今市を結ぶ下野街道の拠点のひとつとして江戸時代初期に建てられ、会津藩の初代藩主・保科正之、二代藩主・正経が江戸参勤のためにこの街道を利用し、ここで昼食をとったという記録が残っています。大内宿町並み展示館として復元した本陣は、大内宿のほぼ中央に位置し、当時の風習を伝える写真や生活用具が展示されています。

住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本8
営業時間:9:00~16:30
公式サイト:https://shimogo.jp/sightseeing/oouchijukumachinamitenjikan/
スポット情報:

大内宿見晴台

大内宿見晴台は湯殿山と呼ばれる小高い丘の上にあり、大内宿の全景を見渡せる絶好のフォトスポット。雄大な山々を背に、茅葺屋根の民家が並ぶ絶景を撮影できます。見晴台までは湯殿山の石段を上ると5分もかからずに行けますが、傾斜がやや急なので、足腰の弱い方は注意が必要。脇には比較的傾斜がゆるやかな迂回路があるので、体力に合わせてルートを選びましょう。

湯殿山には子安観音や弁才天も祀られているので、絶景を眺めた後に立ち寄ってお参りするのもおすすめです。

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本52
公式サイト:https://ouchi-juku.com/detail/622/freepage-3.html
スポット情報:

高倉神社

大内宿は、平清盛に反旗をひるがえした高倉宮以仁親王が、敗北後にひそかに潜伏していたとの伝承が残る町でもあります。高倉神社はこの高倉宮似仁王をお祀りした神社です。大内宿の集落中央付近にある大きな鳥居をくぐり、のどかな田園風景のなかを数分歩くと、こんもりとした森の中に高倉神社が建っています。にぎやかな大内宿とはうってかわった静かな空気が心地よい空間です。本殿の後ろに樹立する御神木は、樹齢約800年、樹高56m、胸高周囲4.3mの大杉。天へと向かって伸びる姿は壮観です。

住所:福島県南会津郡下郷町
公式サイト:https://ouchi-juku.com/detail/622/freepage-1.html
スポット情報:

大内宿の絶品グルメ

大内宿 三澤屋

(画像はイメージです)

大内宿の駐車場から歩いて4軒目の右側にあり、大きな茅葺きの古民家が「三澤屋本店」、蔵が酒屋「大内宿三澤屋久右衛門」となっています。三澤屋では大内宿名物ねぎそばが楽しめます。会津地方の高遠そばを、箸のかわりに長ネギを使って食べるというもので、蕎麦自体の味もさることながら、蕎麦を長ねぎでたぐって食べ、薬味代わりにネギもひとかじりという珍しい食べ方が話題となっています。さらに、つきたてのお餅や会津の郷土料理などもを味わうことができ、三澤屋久右衛門には山里の雪の中で100日間寝かせた日本酒「雪中百姫 大内宿」など会津の地酒が揃っています。

住所:福島県下郷町大内山本 − 26−1
営業時間:9:30~16:00
公式サイト:http://www.misawaya.jp/
スポット情報:https://mintoku.ne.jp/spot/292669

味処みなとや

(画像はイメージです)

地元産のそば100%の純粋な十割そばにこだわって提供するお店です。職人が毎朝手打ちする打ちたてを味わえます。店頭で香ばしいかおりを漂わせる、 代々受け継がれた南会津の郷土食「しんごろう」も大内宿のそぞろあるきのお供におすすめ。「しんごろう」とは、つきのご飯を丸めて串にさし、じゅうねん味噌を塗って炭火で香ばしく焼いた郷土料理で、素朴ながらも絶品の味わいです。

住所:福島県南会津郡下郷町大字大内宿字山本34
営業時間:(4~11月) 10:00~1600 / (12~3月) 10:30~15:00
公式サイト:https://oouchi-minatoya.com/
スポット情報:

そば処 こめ屋

(画像はイメージです)

囲炉裏があり郷愁漂う茅葺屋根の古民家でいただくのは、婆ちゃんから嫁さんに伝わってきた家伝の味。ねぎそばや、こめやのそ自家栽培の餅米でついた餅を油でこんがり揚げた「おろし揚げ餅そば」など幅広いメニューが提供されています。軒先では食べ歩きの品々も売られていて、「いももち」や「そば団子」「岩魚の塩焼き」なども大人気です。

住所:福島県南会津郡下郷町大内字山本16-3
営業時間:9:00~17:00
スポット情報:

大内宿 金太郎そば 山本屋 彦左衛門

(画像はイメージです)

大内宿では昔から御祝いやお正月などに、くるみをすり、そばを打って、そばつゆにくるみを混ぜた「くるみそば」を食べていました。昭和53年の創業以来、山本屋では、そのくるみそばを伝承しています。くるみもりそばと、揚げた栃もちのつゆもち、刺身こんにゃく、天然くるみアイスクリームがセットになった晴れの日膳は特にオススメ。また、店先で焼く団子も食べ歩きにピッタリです。

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本15
営業時間:9:00~17:00
公式サイト:https://www.ouchi-yamamotoya.com/
スポット情報:

大内宿で楽しめるアクティビティ

絵付け体験/ みなとがわ屋

「みなとがわ屋」は、菓子や雑貨など会津みやげを販売するお店。会津地方の郷土玩具である「赤べこ」や「起き上がり小法師」の絵付けが楽しめます。スタッフが優しくアドバイスしてくれるので、小さいお子様から大人まで、気軽に楽しめます。店先では大きな鍋で「玉こん」を煮ており、美味しい食事も味わえちゃいます。

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本42
営業時間:9:00~16:00
公式サイト:https://ouchi-juku.com/detail/622/freepage-9.html
スポット情報:

そば打ち体験 / 大内宿食の館 そば道場

(画像はイメージです)

地元名人の指導のもと、下郷町大内宿で育まれた風味豊かなそば粉使用した本場のそば打ちが体験できます。所要時間は試食も含めて90分ほど。自分で打ったそばはきっと格別な味わいです♪また、食堂では通常のお食事も提供されており、名物ねぎそばや天ぷら饅頭などを楽しめます。
※受け入れ人数は4~50名まで。1週間前までに電話・Fax・メールのいずれかで予約が必要です。

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本15
営業時間:9:00~17:00
公式サイト:https://shimogo.or.jp/?page_id=432
・Tel / Fax:0241−68−2800  
・メール:soba-dojo@shimogo.or.jp
スポット情報:

大内宿おすすめお土産スポット

ちりめん雑貨 / 本家叶屋

「かわいい・うれしい・楽しいお土産」をコンセプトに、ちりめん生地を使った、ひとつひとつ手づくりにこだわったお土産屋さん。お手玉や飾り物のほか、オリジナルのお漬物や柿渋で染めたバッグなど、様々な商品を取り扱っています。貴重な山葡萄のバッグも随時たくさんご用意!

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本42
営業時間:9:00~16:00
公式サイト:https://www.honke-kanouya.com/
スポット情報:

大内宿 茶房やまだ屋

旅の思い出の小さなストラップから、一生ものの山葡萄や胡桃バック、地元特産のお漬物やお菓子など、安全安心なお土産品を揃えています。お土産店奥には築400年の古民家を改装したカフェもあり、地元、会津でつくられたラバーズコーヒーや、えごまのシフォンケーキなどの軽食・スイーツが味わえます。食事もショッピングも楽しみたい方にぴったりです♪

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本46
営業時間:9:00~17:00
公式サイト:https://sabouyamadaya.raku-uru.jp/
スポット情報:

せんべい / 山形屋

(画像はイメージです)

「山形屋」は打ちたての十一そばと、焼き立てのおせんべいの店。おせんべいは店頭で1枚1枚丁寧に焼いており、香ばしい匂いが広がっています。顔の大きさ程あるおせんべいは食べ歩きにもオススメですが、お土産にすると喜ばれること間違いなし!スタンダードな醤油、懐かしい甘さのざらめ、大人な唐辛子に隠れ人気商品の納豆チーズ味…種類豊富なおせんべいは選ぶにも迷ってしまいそうです♪

住所:福島県南会津郡下郷町大内山本43
営業時間:9:00~17:00
公式サイト:http://www.oouchijuku.co.jp/
スポット情報:

大内宿の祭り

半夏まつり

後白河天皇の第三皇子である高倉以仁王の霊を祭った高倉神社の祭礼で、家内安全や五穀豊穣を祈願します。神社で神事を行った後、御獅子が路上の魔を払い、白装束に黒烏帽子姿の男衆がみこしを担ぎます。夏至から数えて11日目の半夏生(はんげしょう)の日、7/2に行われるので「半夏まつり」と呼ばれています。

大内宿雪まつり

2月第2土曜・日曜に開催される雪まつり。冬は雪に閉ざされ静かなことが多い大内宿ですが、この2日間は夏の賑わい以上に見物客が訪れます。道の両脇に雪で作った灯篭が並び、茅葺の屋根にはこんもりと雪が積もり、夏とは違った風情を楽しむことができます。目玉は夕方から始まる「御神火載火」と「花火大会」!冬の凛とした夜空を彩る花火が雪景色を色とりどりに照らし、幻想的な時間が流れます。

大内宿周辺観光スポット

湯野上温泉

阿賀川の渓谷沿いにある温泉地、湯野上温泉は、江戸時代からの会津の奥座敷の湯治場として賑わいました。茅葺き屋根が印象的な湯野上温泉駅の南側には、約30軒の温泉宿を中心とした温泉街が広がります。8カ所の源泉から湧く肌あたりのよいお湯は、各温泉宿のほか、湯野上温泉駅にある足湯でも楽しめます。泉質はアルカリ性単純泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病、切り傷、慢性消化器病、冷え性、慢性婦人病、腰痛などに効果があるとされています。

住所:福島県南会津郡下郷町大字湯野上字大島82-2
公式サイト:https://yunokami.com/
スポット情報:

中山風穴地特殊植物群落

中山風穴は、下郷町湯野上温泉地内の国道121号を曲がり、少し上った所にある自然の風穴群のこと。中山山腹の標高約500m~600mの地点に点在しています。中山の表面にはいたるところに角柱状の岩石が積み重なり、露出し、そのすき間から冷風が吹き出すため、標高800m以下にもかかわらず高山植物の群落ができています。本州最大とされるオオタカネバラのほか、ベニバナイチヤクソウ、ヤナギランなどが見られます。真夏でも地表温度は10℃前後、地下1mでは1℃以下と、まるで天然の冷蔵庫のよう。風穴から吹き出す冷風と、標高にそぐわない植物の不思議をぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

住所:福島県南会津郡下郷町湯野上字中山
公式サイト:http://www.aizu-concierge.com/spot/456/
スポット情報:

塔のへつり

奇岩怪石が塔のように並立する、大川ライン最大の景勝地。百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し見事な景観がつくられました。1943年に国の天然記念物に指定されています。「へつり」とは地元の言葉で断崖のこと。塔の形をした断崖まで吊り橋が架けられていて、断崖内部の一部を見学することもできます。その特異な形から、1943年に国の天然記念物に指定されています。 塔のへつりには、形状によって様々な岩の名がつけられています。色鮮やかな紅葉が岩壁を彩り、川を流れる落ち葉も風情があります。

住所:福島県下郷町弥五島下タ林 − 5316
公式サイト: https://www.tif.ne.jp/jp/spot.html?spot=6655
スポット情報:https://mintoku.ne.jp/spot/292627

観音沼森林公園

標高1640mの観音山の麓にある観音沼周辺を一帯とした森林公園。四観音沼の周りを全9コースの遊歩道があり、四季折々の花木を楽しみながら散策することができます。雪解けの時期のミズバショウに始まり、4月中旬から5月にかけてシダレザクラやヤエザクラ、5月上旬には氷河期の生き残りと言われるミツガシワが咲きます。また、四季を通じて様々な野鳥のさえずりを楽しめます。紅葉の時期には赤や黄に染まった木々が水面に映り、色鮮やかな風景を楽しむことができると人気の観光スポットです。

住所:福島県南会津郡下郷町野際新田
公式サイト:https://www.aizu-concierge.com/spot/539/
スポット情報:

おすすめ1日観光モデルコース

10:00 「大内宿」を散策

全長約450mの往還に沿って茅葺き民家が立ち並ぶ大内宿。町並みを往復するだけであれば30分ほどで十分ですが、名物「ねぎそば」などのグルメを楽しんだり、お土産を探したり、高倉神社や見晴台を訪れたりするならば、2~3時間が所要時間の目安になるでしょう。どこを撮っても写真映えするので、旅の思い出をたくさんカメラに収めましょう♪

    ⬇︎ 車で11分

13:00 「湯野上温泉駅」で足湯を楽しむ

全国でも珍しい茅葺屋根の駅舎が出迎えてくれる会津鉄道の湯野上温泉駅。駅舎の中には囲炉裏もあり、大内宿の玄関口として風情ある景観は、2002年に東北の駅百選にも選定されるほど。美しい景観と駅舎の撮影を楽しんだら、無料で利用できる足湯で旅の疲れを癒しましょう♪

    ⬇︎ 車で7分 / 徒歩30分

14:00 「中山風穴地特殊植物群落」で冷風と植物の不思議を体感

国道121号の「中山風穴」を曲がって600mほどすると、かつての貯蔵庫跡を利用し、冷風を体験できる施設(東屋)があります。吹き出す冷風の温度は2℃。希少な植物や不思議な涼しさを体感してみて!

※駐車場はありますが道路が狭いため大型車の通行はできません。キャンピングカーを利用する時は、湯野上温泉駅から歩いて行くのがおすすめ!

    ⬇︎ 車で9分

15:00 「塔のへつり」の絶景を眺める


四季折々の絶景が楽しめる人気スポット。午後の西日に照らされた様子を、吊り橋へ降りる階段の上の方から撮影するのがおすすめです♪ 吊り橋を渡る時にはちょっとしたスリルも味わえるかも…?周辺には食堂やお土産物店もありますよ!

    ⬇︎ 車で20分

16:00 「観音沼森林公園」の自然を堪能

沼の周りの遊歩道をゆっくりと歩きながら、花木を眺めたり、小鳥のさえずりに耳を傾けたりしてみましょう。自然に癒されること間違いなしです!

紹介したスポットのマップ

まとめ

大内宿と周辺地域の魅力的な観光スポットを紹介しました。歴史や自然、文化やグルメに至るまで、大内宿周辺には多彩な魅力があふれています。どのスポットを訪れても素晴らしい体験が出来ることは間違いなし!福島県を訪れる際にはぜひ参考にして、最高の思い出を作ってください♪

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